MCチャートを作ってみよう

PDPの考え方は管理者に浸透しましたか?

これまでマネジメント・コンパスに取り組んできた施設によると、はじめからMCチャートを導入するよりも、まずはPDPを少しずつ実践してからMCチャートに取り組むほうがスムーズに運用できるようです。

なぜならMCチャートを運用していくには、管理者みんなが、「看護管理は試行錯誤しながらチームで取り組むものだ」という考え方に納得し、そのために必要な技術・態度(「論理的思考」「対話」「リフレクティブネス」)を身につけている必要があるからです。そして、これらの技術・態度を自ずと身につけられるのが、PDPの特長でもあります。

実際に先進的に取り組んでいる施設では、MCチャートを組織全体で運用し始めるまでに2〜3年をかけています。

①「MCラーニング」で講義動画を見る

MC看護管理アプリにログインし、「MCラーニング」を選択します。

MC概論」のコースにある、以下の動画を一通り見て、考え方を学びましょう。

※①~の順序で視聴します。
※⑥と⑦は目標達成のためのロードマップについて解説しています。こちらの視聴はMCチャートを作った後でも構いません。
※リンク先はMCラーニングをご契約いただくとご覧になれます。

② テキストを読んで内容を振り返る

テキスト「第マネジメントをチームで行う〜MC チャート・ロードマップ〜」がMCチャートの内容を記載した箇所になります。動画で学んだ内容や、さらに理解を深めるための理論や事例が掲載されているので、復習にご利用ください。(ご購入はこちら

MCチャートの左上の「外発・目標」に看護部が書き込む

MCラーニングの「ワンポイント」の中に、MCチャートを書く時のサポート動画があります。

まず、関係者全員が以下の動画を見て、MCチャートができるまでのプロセスをおさらいします。

次に、部長や副部長など目標を提示する側である看護部管理室のメンバー以下の動画を見ます。

動画を見終わったら、看護部管理室メンバーは、それぞれ担当する部署のMCチャートの「外発・目標」に、看護部として部署に期待することを具体的に書きます。

MCチャートの右側の「自発・目標」「自発・問題」を書き込む

MCチャートの右側は、師長が主となって書き込みます。まずは師長だけで書いてみてもいいですし、この段階でサブマネジャーを巻き込んで話し合いながら書いても構いません。

実際に書き込む前に、MCラーニングの「ワンポイント」の中にある以下の動画を見ます。

見終わったら、師長やサブマネジャーが感じている、部署の目標や問題を具体的に書き出します

⑤ 師長がMCチャートの左下「外発・問題」を書き込む 

師長が、職務満足度調査や患者満足度調査などのデータや他者の声をもとに、MCチャートの左下を書き込みます。

書き込む前に、MCラーニングの「ワンポイント」の中にある以下の動画を見ておくとよいでしょう。

MCチャートを挟んで部署の管理者どうしで対話をする

MCチャートに洗い出した項目について、部署の管理者どうしすり合わせをします

まずは、みんなで集まってMCラーニングの「ワンポイント」の中にある以下の動画を見ましょう。対話の前の心構えが語られています。

動画を見終わったら、MCチャートをみんなで見ながら率直に対話をして、表現をより伝わりやすいものに磨き上げていきましょう

MCチャートを挟んで師長と看護部管理室が話し合いを行う

⑥と同様に、師長は看護部管理室とも対話を行います。

看護部管理室も、対話の前に以下の動画を見ておきましょう(⑥の動画と同じものになります)。

MCチャート左上の目標については、看護部管理室は部署への期待を具体的に伝え、師長は質問や思うことがあれば率直に伝えましょう。お互いに腑に落ちる表現になるまで対話することが大切です。

左上以外のカードについては、看護部管理室は書かれた内容が客観的に見て伝わるものになっているかを見て、もし伝わらないと感じれば伝わる形になるように支援しましょう。また、部署が取り組みやすいよう、優先順位をつけたり、課題の数が多い場合は減らす支援をしましょう。

師長会でMCチャートを発表する

年度始めに、部署の方針について師長会などで発表をする機会があるかもしれません。MCチャートを組織全体で導入した場合には、MCチャートを使って発表を行うと、プレゼン準備の手間がかかりません

MCラーニングの「ワンポイント」に、発表を行う際に気をつける点をまとめた動画があります。もし発表を行う場合は、こちらもご参照ください。

MCチャートを病院全体で行っていない場合などはこの工程は行わなくても大丈夫です。

MCチャートの共有

MCチャートに可視化した部署の方針を、部署全体で共有します。刷り出して掲示板などに貼りましょう。

MCチャートは常に更新していくものです

MCチャートは一度書いたら終わりではなく、常に書き換えられていくことが理想です。これまでの目標管理のように年度目標を立ててそのままにしてしまうのではなく、年度途中でいつでも書き換えて構いません。むしろ、1か月ぐらいの短いスパンでどんどん書き換えてください。

いったん課題を洗い出し、アクションプランを立ててすぐに実行し、うまくいかなかったら計画を変更してやり直す…という過程をMCチャートに集約することで、どのように試行錯誤したかをマネジメントチーム共有し、互いに学び合うことができます。