チームの方針や問題意識を共有する
看護の強みを活かした
シンプルな管理メソッド
マネジメント・コンパス
看護管理を楽しく、希望のあるものに
マネジメント・コンパスは、看護管理を「難しい」「大変な」ものから、
「楽しい」「希望のある」ものにしたいという思いで設計されています。
目まぐるしく状況の変わる医療業界において、看護管理者の方々は、
次々と降りかかる難題に孤軍奮闘するしかない状況に追い込まれています。
なんとなく腑に落ちないまま、いくつもの複雑な管理のフレームワークや理論に振り回されて
消耗している方の姿も多く見てきました。
だからこそ私たちは、師長・主任と看護部管理室が一つのチームとなって部署の課題を共有し、
互いに支援し合い、学び合い、共に試行錯誤する体制づくりを目指して、
多くの看護組織と協働しながら試行錯誤を続けてきました。
他分野から輸入した腑に落ちないフレームワークや理論ではなく、
「看護」というアートの力を応用する、シンプルなメソッド。
メソッドを使いこなすための、本当に大切な考え方だけを繰り返し学習できる仕掛け。
マネジメント・コンパスには、看護管理者が誇りと喜びを持って、
楽しく仕事に取り組めるようになるためのエッセンスが詰まっています。
マネジメント・コンパスとは?
「マネジメント・コンパス」は、看護組織を「学習する組織」へと変革し、マネジメントに楽しく前向きに取り組むためのメソッドの総称です。この中には、問題解決手法である「PDP」や、課題の共有と組織的な実践を支援する「MCチャート」が含まれます。
※2015~2017年度の文部科学省委託事業「看護管理者の院内継続教育の推進」をもとに開発されました。
ニュース
なぜ「学習する看護組織」なのか?
Keywords
マネジメント・コンパスを学ぶ
お得なテキスト研修パックがあります。
講師を呼ばない院内研修をご検討の方向けに、お得なテキスト研修パックをご用意しています。テキスト(部署マネジメント編)を研修受講者の人数分(10名以上)ご購入いただくと、MCラーニングを1か月間、無料で視聴できます。
受講者の声
「すぐにできそうな小さなことから解決」して、みんなで成功体験を得たい
「困りごとを細分化し、その中でもすぐにできそうな小さなことから解決していく」という方法を学び、すごく納得できました。いま思えば、大きな問題に対してどうすればいいかいつも悩んでいて、結局何も解決できなかったことがたくさんあります。「す・じ・こ」なものに取り組んで、自分もスタッフも成功体験を得ながら、元気に働いていきたいと思いました。
「困ること自体が重要な職務遂行能力」という言葉に衝撃を受けた
「『困る』こと自体が重要な職務遂行能力である」この言葉に衝撃を受けた。私はこれまで、『困った』と言わずに『問題』として解決しなければいけないと考えていた。『困る』ことも能力の一つで、問題解決の第一歩が『困ること』ということをみんなが理解すれば、『困った』と言いやすくなり、それに対してそれぞれの立場で意見が出されるはずである。
「解決策だけ伝えられて嬉しいか?」と言われてハッとした
師長という気負いから、解決策を出さなくてはいけないと思い込み、スタッフに伝えていたときもありました。講義の中で、「解決策だけ伝えられて嬉しいか?」と問われ、非常に後ろめたい気持ちになり、問題解決を支援する立場であることを痛感しました。
自分の困りごとを分析するのが難しいからこそ、対話が重要
PDPのワークは初めてでしたが、他の受講生の分析を手伝っている時はうまくいくのに、自分の困りごとを分析するのはとても難しかったです。話しながらうまく引き出してまとめてもらえると、自分でも言語化できていなかったことが明らかになってすっきりしました。(中略)ワークを進めていくのに、対話が重要であると学びました。
PDPやMCチャートを院内に取り入れてみよう!
組織的な実践事例
MCの実践を支えるサービス「MC看護管理」
マネジメント・コンパスを継続的に学びながら皆で楽しく実践できる!
「MC看護管理」は、「MCラーニング」「MCチャート」「MCサーベイ」の3つのサービスによって構成されています。これらはそれぞれ「学習する組織の3要素」に対応しており、マネジメント・コンパスの実践をサポートします。
病院単位の定額サービスで、看護組織全体で取り組めます。インターネットに接続できる環境があればすぐに利用が可能です。
MC看護管理を構成する3つのサービス
MC看護管理でできること
部署の目標管理の流れ全体をオンラインで一元管理!
部署の課題を本当に必要なものだけに絞り込んで可視化し、分析して達成や解決の方法を考え、取り組みの進捗状況を確認し、PDCAを回す――部署の目標管理の流れ全体をオンラインで一元管理。今誰が何に取り組んでいて、どこまで進んでいるのか把握し、目標達成に向けて無駄なく行動できます。
リアルタイムで部署の状況を共有!チームで管理に取り組める
MCアプリは一度に複数の機器から閲覧・編集することができ、書き込んだ内容はすぐ更新されます。サブマネジャーから看護部管理室まで、部署のマネジメントに関わる人全員が、一か所に集まらなくても、部署の方針や課題の分析結果、進捗状況などをリアルタイムで共有できるようになります。
MCサーベイを年間何度も実施し放題*!結果を部署の管理にそのまま活かせる
MCサーベイの結果シートを通じて、部署のマネジメントのどのあたりに問題があり、どのあたりに介入すると良いか、MCチャート上のどの課題に優先的に取り組むべきかなどのアドバイスがもらえます。MCチャートによる管理をより客観的に、効果的に行えます。
* 「フルプラン」「サーベイ重点プラン」のみ
PDCAの過程をオンラインで記録!「やりっぱなし」を解消
MCチャートアプリ上では、一つひとつのタスクに「完了」のチェックをつけられます。未完了のものをひと目で把握し、「やりっぱなし」を防ぎます。P(計画)、D(実行)、C(チェック)、そしてA(改善)を同じツールで一括管理できるので、目標管理や問題解決のPDCAサイクルが滞りなく円滑に回っていきます。
一人ひとりの取り組みや学びを組織全体で共有できる!
院内のMCチャートをオンラインで一括管理できるので、管理者が行ってきた様々な試行錯誤の過程がしっかり記録されます。他の部署のMCチャートを見て参考にしたり、カードをコピーして自部署に移してきたりもできます*。また、MCの基礎的な考え方やメソッドの使い方は、MCラーニングで繰り返し学ぶことができるので、院内の共通の思考フレームが形成され、学び合いが促進されます。
* 権限を設定すれば、一部のユーザーだけが見られる非公開のチャートを作成することも可能
年度単位に囚われない臨機応変な管理を実現。管理者が変わっても管理の継続性が保たれる!
部署の課題の現状や進捗状況を常にチームで確認できるので、「年度末が近づいたから慌てて何かやったふり」の目標管理から卒業できます。MCサーベイも年度途中の好きなタイミングで実施できる*ので、改善活動の成果のチェックも簡単です。管理の方針や実施過程がすべて記録されているので、途中で管理者が異動しても、部署の課題に継続的に取り組めます。
* 「フルプラン」「サーベイ重点プラン」のみ