まずはPDPをやってみよう
MCに取り組む際は、まずはPDPから始めましょう
これまでマネジメント・コンパスに取り組んできた施設によると、はじめからMCチャートを導入するよりも、まずはPDPを少しずつ実践してからMCチャートに取り組むほうがスムーズに運用できるようです。
なぜならMCチャートを運用していくには、管理者みんなが、「看護管理は試行錯誤しながらチームで取り組むものだ」という考え方に納得し、そのために必要な技術・態度(「論理的思考」「対話」「リフレクティブネス」)を身につけている必要があるからです。そして、これらの技術・態度を自ずと身につけられまるのが、PDPの特長でもあります。
実際に先進的に取り組んでいる施設では、MCチャートを組織全体で運用し始めるまでに2〜3年をかけています。
①「MCラーニング」で講義動画を見る
MC看護管理アプリにログインし、「MCラーニング」を選択します。
「PDP」のコースにある、以下の動画を一通り見て、考え方を学びましょう。
※①~⑤の順序で視聴します。
※ワークを優先したい場合は③と⑤のみ見て、他は後ほど復習してください。
※リンク先はMCラーニングをご契約いただくとご覧になれます。
② テキストを読んで内容を振り返る
テキスト「第1部 他者と共に問題解決に取り組む〜PDP 〜」がPDPの内容を記載した箇所になります。動画で学んだ内容やさらに理解を深めるための理論や事例が掲載されているので復習にご利用ください(ご購入はこちら)
看護師としての経験を管理に活かす p.12
看護管理者のファーストステップ:「問題解決能力」と「他者の力を借りる」 p.15
管理者に求められる「困る力」 p.18
問題解決の力で、人と組織のレジリエンスを高める p.20
問題解決の基本的な考え方 p.24
PDP(Problem-Discovery Process)の概要 p.26
PDP プロセス解説 p.32
PDP 展開事例 p.42
PDCA ~立てた計画を着実に実行する~ p.50
PDCA 実践事例 p.52
③ PDPのワークを進める準備をする
研修を主導する方、教育担当の方は、PDPワークを行う準備をしましょう。
ワークのセッティングの方法は、「MCラーニング」にある以下の動画を参照ください。グループ分けのコツや、ワークシートの使い方、ワークを行う際に準備するものなど、詳しく解説しています。
また、デモンストレーション動画も、ワークを行う際の参考になるでしょう。
④ PDPのワークを実際にやってみる
参加者を集めて実際にPDPワークを行います。
「MCラーニング」には、ワークを行う際に、基本的な考え方やワークの進め方をおさらいしながら進められる動画があります。
この動画を活用すれば、初学者でもワークを進められますので、多くの人を巻き込みましょう。
◀ワークを行う際に手元に置ける「PDPファーストガイド」があります(テキストのp.28にも掲載されています)
⑤ 継続的な学びにつなげる
PDPワークは一回ではなく、継続的に複数回行うと効果的です。
師長会や委員会など、定期的に開催される会合に取り入れることができると、実現可能性が高まります。
また、「MCラーニング」はいつでも何度でも視聴できるe-ラーニングサービスです。ぜひ復習にもご活用ください(復習用のショート動画等も今後追加していく予定です)。
⑥ 他の施設と共に学び合う場を活用する
月1回、様々な施設が集まって、実際にPDPの事例を展開するオンライン勉強会「PDPセッション」を開催しています(無料)。
施設を超えた学び合いを通じて、新たな気付きが生まれます。
こうした機会も活用し、ぜひ学びを深めていってください。